買った本など

真理と述定 (現代哲学への招待―Great Works)

真理と述定 (現代哲学への招待―Great Works)

治りませんように――べてるの家のいま

治りませんように――べてるの家のいま

未読だけど、下の本について思ったこと。
精神障害などのなかば慢性的な疾患を、「治そうとする」のは「治療至上主義」であり、これには乗れない。
他方、「生きづらい」のは当事者にとっても勘弁してくれ、と思うだろう(「生きづらさ」をアイデンティティにしてしまう人もいるようだが、ちょっとそれは置いておく)。
現実は、「治った」ほうが生きやすい。ただし、治らなくても生きやすくなるのは可能だし、「生きやすくなりたければ治るべきだ」というのとも違う。
向谷地生良がいう「安心して「生きづらく」なる社会へ」というのは、たぶん外している。そうじゃなくて、「治らなくても生きやすくなる社会へ」というのが、より正確な言い草なのではないか。そんなことを考えながら、斉藤道雄の本を読んでみたい。