買った本

浄土真宗の信心がこんなにわかりやすいわけがない (響流選書)

浄土真宗の信心がこんなにわかりやすいわけがない (響流選書)

読みました。これはお勧めです。250円は破格の安さです。
本の内容は2つに分かれます。前半は、仏教で言う「信心」とは何かについて。一般的な入門書のような感じではありますが、「占いを信じる」ことと対比して書かれており、非常に理解しやすいです。後半は、ここがこの本のメインだと思いますが、住職の家の子でありながら、「信心」について全く理解できなかった著者自身が、いかに「信心」について「わかる」(「わかる」という言い方も正確とは言えないこともこの本でわかります)ようになったのかに関する格闘の自分史が語られます。まさに「自分を棚上げしない」仏教入門書、浄土真宗入門書であると言えます。「信心」というひとつのテーマだけを追うことで、この本の言いたいことがくっきりとした輪郭をもって現れているようです。損はさせませんので、ぜひご一読を!