今年の10冊+

今年は私事で、書籍を読む機会が激減してしまいましたが、これはやります。
私の読書暦は2011年12月〜2012年11月です。

1.『いのちと責任』(高史明・高橋哲哉、大月書店)

いのちと責任―対談 高史明・高橋哲哉

いのちと責任―対談 高史明・高橋哲哉

今年はこれが1位です。対談集ですがとても濃厚。あるべき社会について、そのための「私」の責任についていろいろ教示を得ました。高橋さんのご家庭での苦悩も語られています。

2.『パーマカルチャー(上)(下)』(デビッド・ホルムグレン、コモンズ)

パーマカルチャー(上巻) ――農的暮らしを実現するための12の原理

パーマカルチャー(上巻) ――農的暮らしを実現するための12の原理

パーマカルチャー(下巻) ――農的暮らしを実現するための12の原理

パーマカルチャー(下巻) ――農的暮らしを実現するための12の原理

昨年も『未来のシナリオ』を選びました。もう「右肩上がりの成長」はやめて、なだらかな降下時代を楽しく豊かに生きましょうという著者の思想に共感。単なるエコやロハスなどとは違うことがわかっていただけると思います。

3.『バリアフリー・コンフリクト』(中邑賢龍・福島智編、東京大学出版会

バリアフリー・コンフリクト: 争われる身体と共生のゆくえ

バリアフリー・コンフリクト: 争われる身体と共生のゆくえ

バリアフリーを、その技術だけでなく思想面からも掘り下げた著書。新しいバリアフリーの教科書としても最適。「なぜ障害者に援助が必要なのか」という問いについて、新たな視点から答えを模索しています。
4.『犠牲のシステム 福島・沖縄』(高橋哲哉集英社新書
犠牲のシステム 福島・沖縄 (集英社新書)

犠牲のシステム 福島・沖縄 (集英社新書)

5.『ピストルと荊冠』(角岡伸彦講談社6.『シモーヌ・ヴェイユ 「犠牲」の思想』(鈴木順子、藤原書店
シモーヌ・ヴェイユ 「犠牲」の思想

シモーヌ・ヴェイユ 「犠牲」の思想

7.『津波の後の第一講』(今福龍太・鵜飼哲編、岩波書店
津波の後の第一講

津波の後の第一講

8.『原発の「犠牲」を誰が決めるのか』(高橋哲哉落合恵子、クレヨンハウス)
原発の「犠牲」を誰が決めるのか (わが子からはじまるクレヨンハウス・ブックレット)

原発の「犠牲」を誰が決めるのか (わが子からはじまるクレヨンハウス・ブックレット)

9.『ディアスポラを生きる詩人 金時鐘』(細見和之岩波書店
ディアスポラを生きる詩人 金時鐘

ディアスポラを生きる詩人 金時鐘

10.『世界を動かしたアフリカのHIV陽性者運動』(新山智基、生活書院)
世界を動かしたアフリカのHIV陽性者運動―生存の視座から

世界を動かしたアフリカのHIV陽性者運動―生存の視座から

プラス6、順不同。

親密性

親密性

ライファーズ  罪に向きあう

ライファーズ 罪に向きあう

ディアスポラの力を結集する ―ギルロイ・ボヤーリン兄弟・スピヴァク

ディアスポラの力を結集する ―ギルロイ・ボヤーリン兄弟・スピヴァク

極楽の人数―高木顕明『余が社会主義』を読む

極楽の人数―高木顕明『余が社会主義』を読む

在日朝鮮人ってどんなひと? (中学生の質問箱)

在日朝鮮人ってどんなひと? (中学生の質問箱)